日本発祥のスポーツといえば、柔道や弓道などの伝統的な武道を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、比較的新しい競技も日本で誕生しているのです。日本発祥のスポーツは、一般的によく知られている、柔道、相撲、空手(沖縄)など個人競技が多いです。
相撲
相撲は人間が大昔からおこなっている、力くらべや取っ組み合いから生まれた伝統ある競技です。相撲は昔、その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として、毎年行われてきました。これがその後、宮廷の行事となり約300年間も続くことになります。そして、江戸時代に入ると浪人や力自慢の者の中から、現在のスポーツ選手のように相撲を職業とするプレイやー続々と現れました、その後、全国各地で勧進相撲が行われるようになりました、江戸時代中期には定期的に相撲が行われるようになりました。そして、大相撲は、歴史の中で次第にルール化されみんなに愛されるスポーツとなりました、このように日本の伝統競技となりました。このように、相撲には歴史、文化、神事など様々な側面があり、それぞれ奥深い要素があります。現代では、外国人選手も多く活躍しており世界的にも有名なスポーツとなりました。


弓道
弓道の歴史は平安時代の武士が鍛錬として行っていたのが起源です。平安時代は銃、鉄砲や大砲の武器はほぼなく、弓矢は貴重な戦の武器として大変活躍しており必需品でした。なので武士は弓道の練習をする必要があり、その際行っていたのが、遠くの的や馬に乗りながら的に向かって弓を引くことが、弓道のルーツです。
西洋から鉄砲の文化が輸入され、戦乱の世が終わり争いがなくなった現代でも日本の文化や伝統の面で多くの人に親しまれています。弓道は、人を倒す、戦に勝つための武器ではなく、自己を鍛えたり、武道の伝統を学んだりしている面が大きいです。アーチェリーとの違いは、矢の位置や持ち方、弓の補助具などの他、ルールが一部異なる点などがあります。
ゲートボール
戦後に誕生した新しいスポーツの一つ目が、ゲートボールです。このゲートボールは、5人1組の2チーム対抗で行われるクロッケーをオリジナルに作られたスポーツです。ボールを指定された順番にゲートくぐらせ、ゴールポールにあてると勝利が決まります。数郵年前に、高齢者向けスポーツとして国内で流行しました。現在では世界大会も数多く行われ、アジア各国を中心に人気を博しています。
競輪
世界大会が行われる競輪は2000年よりオリンピック種目に選ばれた、日本生まれのスポーツです。



駅伝
長距離をリレー形式で走り、そのタイムを競う駅伝は、国際陸上競技連盟では国際名称はRoad relayですが、Ekidenと呼ばれることもあります。この駅伝が誕生したのは1917年。「東海道駅伝徒歩競走」が、競技として最初の駅伝と言われています。京都を午後2時に出発し、東京の上野までの23区間、約508kmを昼夜問わず走り抜けるというルートです
ソフトテニス(軟式テニス)
硬式テニスはフランス貴族の遊戯から生まれたスポーツですが、ソフトテニスは日本が発祥です。明治初期に英国から硬式テニスが伝わってすぐに、日本人に合わせた軽いラケットやゴムボールが開発され、これがソフトテニスの始まりと言われています。その後、国際大会も開かれるようになり、正式なラケット競技として世界的にも認められました。