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今回初の企画となるデザイナーさんへの直接インタビュー企画。第1弾は「fancy graphic」のソエジマケイタさんです。とても優しく、朗らかな雰囲気の中に隠れたグラフィックに対する深い情熱を紹介していきます。

ソエジマケイタ_photo

ソエジマケイタ
多摩美術大学Ⅱ部デザイン科卒業。プロダクションを経て現在はフリーで活動中。東京在住。グラフィックデザイン、イラストレーション、キャラクター、フォント等を中心に活動。講談社プロジェクトアマテラス「第一回4コマ漫画バトル!」で「ぷちロボ」が「ねとらぼ賞」を受賞。Tシャツラブサミット、學展(万国學生藝術展覧祭)、など数多くのイベントに参加し、幅広く活動中。

Tシャツを通して楽しむ心を持ってほしい

IMG_Bーー今回はインタビュー企画に協力していただき、ありがとうございます。さっそくですが、商品についての質問をさせていただきます。まず、なぜこのような商品を作ろうと思ったのですか。
Tシャツを本格的に作り始めたのはTシャツ販売イベントに参加してからですね。その前もちょこちょことは作ってたんですけど、ちゃんと売ったのはその時からです。そのイベントはパロディーものが主流だったんですが、そこにあえてパロディーじゃないもので参加したら面白いんじゃないかと思って作り始めました。

ーーなぜTシャツの作品を作ろうと思ったのですか。
自分の絵を売ろうとしたときに一枚何万円もするものがポンポン売れるとは思わなかったんですね。そこで、若い人がもっと気軽に買えるものはないかなぁと考えたときに、もともとTシャツが大好きだったのと、Tシャツって買いやすい価格帯だし、着ることで日常的に楽しめるなんていいなぁって思ったのがきっかけですね。

ーーサンプルでお持ちいただいたTシャツ(上の画像)なのですが、デザインがおしゃれでシンプルなので何にでも合わせやすそうですね。デザインのインスピレーションはどこから受けているんですか。
散歩しながら写真を撮るのが好きで、普段からたくさん撮っているんです。これもその中の一つで、プリントされてるのはうちの近所の電線なんですよ。

ーーえっ!これって電線なんですか?ぱっと見では全く気づきませんでした。
電線です(笑) 商品については主に仕事場で考えているんですけど、やっぱり外に出て写真を撮る素材集めから始まりますね。この電線のデザインも1万枚くらい撮った電線の写真の中から選んでいます。ほとんどが失敗写真ですけど。

ーーすごい数の写真を撮られてるんですね(笑) ソエジマさんは何をやりがいにして商品を作られているんですか。
そうですねぇ。お客様がTシャツを買ってくれるのももちろん嬉しいんですが、そのあとに普段の生活で着てるのを想像するのが楽しいんです。先ほど言ったイベントの会場に着て来てくださっているところを見たときは本当に嬉しかったですね。まだ街中で見かけたことはないんですが、いつか自分のTシャツを着た人とすれ違えたらいいですね(笑)

過去の自分が今の自分を作る

ーーなるほど。大きいトピックに変わってしまいますが、 どういうことがあって今の自分になっているか経緯を振り返ってもらってもよろしいですか。
もともと小さい頃から漫画や絵を描くことが好きで、将来は漫画家か画家になろうって思ってました。大きくなって大学受験の時に美大受験のためということもあったんですが、本格的に絵を描き始めました。大学を卒業してからはデザイン会社に就職したんですけど、数年で独立して今のようなイラストやデザインを始めました。

ーー大学では何をやられていたんですか。
多摩美術大学に在学していたんですけど、多摩美は早くからMacを導入していて、そこではデジタルデザインを学びました。また、夏休みに特別授業がありまして、その授業では写真について学びました。そこで写真の楽しさにも気づきました。

ーーそこから今の自分ができているわけですね。
そうですね。小さい頃から好きだった絵にも関わり、大学で学んだデザインや写真を撮ることも今に繋がっているし、それらを通して商品作りができていることは嬉しいですね。

グラフィックってすごくおもしろいんだ!って知ってもらえる世の中にしたい

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ーーソエジマさんは今後どのようなことをしたい、どのようになりたいなどありますか。
今の仕事は依頼されたものを描くことが多いんです。でも、僕は自分の描きたいものを描いて、それを気に入ってくれた人がダイレクトに買ってくれるようになったらいいなと思っています。Tシャツも同じで、自分の作りたい作品を作って気に入ってくれたお客様に直接売っていきたいです。

ーー最後になりますが、読者の方に一言お願いします。
大元の話をしますと、もっと日常的にグラフィックを楽しむ世の中になったらいいなと思ってTシャツなどを作っています。映像や音楽だけじゃなく、静止画のグラフィックでもすごくおもしろいんだってことを再認識してもらえたら嬉しいです。先ほど言ったように、Tシャツは着て楽しめるもので、ただ壁に飾るだけではないですから、普段の生活の中に取り込んで楽しんで欲しいです。携帯のカバーなんかもそうですよね。そして、よりたくさんの方にグラフィックの楽しさが広がっていったら嬉しいです。


ゴールデンウィークにイベントも開催されますので、ぜひ足を運んでみてはいかがですか?

Tシャツ・ラブ・サミット vol.27 “ デライト”

2016年4月29日(金)~4月30日(土)

開場:11:30(4/29)11:00(4/30)

閉場:17:30

科学技術館1F催事場

東京都千代田区北の丸公園2−1

入場料300円(税込)

(2日間フリーパス・6歳以下無料)

http://t-lovesummit.com/